夏のお告げ
エレベーターのドアが開いた瞬間目の前に数匹の虫が飛んでいた。 最初はハチにしか見えず、なんでこんな高さに大量のハチがいるの?!と焦ってすぐ自分の家のドアまで走っていったが、よくよく見るとトンボだった。
最近成虫になったのか、まだ世界を見たことがないのか、非常階段の横のほうで5〜6匹ほどのトンボがゆっくり飛んでいる。
ちょうど時間は夕方だったが、あいにくの雨が降ったり止んだりの日で夕焼けが見れなかった。
もし見れたなら秋のように感じたんだけどな。(夏を通り越してという気分?)
家に入るのを忘れて、ぼ〜っと空を見上げて、トンボも見る。いつだって、小さいころから空ばかり見て、ずっと何も考えずにいる。自分も世界に飛び出したいのか、それともだらだらしていたいのか自分でもわからないけど。 掴みようのない人だといわれることもあるけど、それって、自分も自分を理解し切れてないからかな。まあ、単純にゆっくりがいいから、揉め事も争いごとも嫌いだし、人のいやみばっかり言って、自分の悪いところは見ない人になりたくないから、ぼ〜っとしてるって別に迷惑を掛けない、一番心を休めるいい時間だと思うけど。
といっても、そのせいで迷惑を掛けてるのがマムだからな〜、もうそろそろしっかりしなくちゃね、私。(笑)
昔、トンボの絵のコンクールがあって、3年連続で出したことがあった。別に賞はいらないけど、絵をかく口実が欲しかった。
何かしらの縁があって見れたトンボ、「極楽とんぼ」の山本圭一さんとの専属契約を18日付で解除したらしいけど、実際のトンボと人間のトンボは違うな〜っと思ったり。こんなアイロニーをいうほど、ひねくれてるってのはわかってるよ。
それもそうだけど、ずっと苦手だったことにチャレンジした。すると案外上手くいった。食わず嫌いでした。食べ物じゃないけど、試さずに入られない、でも試すのが怖い、そういう時は絶対、何事も試して失敗したほうが、えるものは大きい。
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