もうすぐ来るまたあの日々が

 少し前まで受験生だった自分が、また受験生になろうとしている。今から猛勉強をしなくては入れない大学だからだ。 進路は完璧ではないがはっきりと決まり明確な目標を持っている私にとって残す勉強のみとなってしまった。私のその勉強を邪魔してくるのは感情だ。感情とは本当に厄介なもので、幸せなときはそれはそれは幸せだが、一歩間違えて嫌なことを考えると本当にやる気が出なくなる。
 とある、人の悪口ばかり言う人がいる。そして噂ばかり言う人がいる。これはある意味違う種類の人間であって、同じ種類の人間なのである。 
 人の悪口ばかり言うのは寂しいからで、噂をするのはかまってほしいからであるのだ。どちらも本当に厄介なものだ。
 私も人を何処かしら気づかないところで傷つけている。それが知らない間なのだから、いけないことと理解してる。しかし私も人のことは言えないが、明らかに言う人は人間としておかしいと思う。 
 感情を表に出すのはまた素直ともいえるが、目の前で暴言を吐いている人は素直ではなく捻くれているのではないのか。
 そういう話が噂として周りから聞こえる。それが堪らなく嫌で話を変えようとする努力も無駄だと知った。 そして、そういう人間の中にまた違った、良い人もいるのだが、その人もどこかでそんなことをしているとしたらショックである。けれども、悪口を言わないのは無理であろう。苦手な人間、愛称の悪い人間は必ずいる。けれども、私はそういう人がいたら、なぜ悪口にして言うのか。その人とかかわらなければ良いのではないのか。ただ簡単なことだと思う。
 嫌いだから、傷つけるはあなたは何様ですか?と言いたくなる。それはその嫌いな人にもなにか嫌いになる原因があるからだろうが、互いに関わりを持たなければいいのだ。単純なことなのだ。
 私は毎日が最近楽しい。これからももっと楽しくなりたいと思う。環境は変えられないから、自分が変わるしかなかった。考え方は変わらないがネガティブではなくなった。そう、それは毎日楽しそうに見えるみんなも決して楽しくて笑っているわけではなかったのだ。そりゃあ楽しいこともたくさんあるが、我慢しているところなどさまざまな事情があるのだ。それを我慢できない人間もたくさんいてそれが=他人を傷つける行動となっているのだ。
 私が勉強するのは努力してきた人間に出会いたいからだ。努力してきた人間は我慢がわかる、いたわる心を少しでも多く持っている。それは勉強だけでなくてもスポーツ、音楽、歌なんでもいい。ひとつのことになにか頑張った人に私は出会いたいのだ。悪口という特技など必要ない。
 人と人をつなげる輪を断ち切る口。そして根も葉もない噂を流す口。必要でありながら凶器にかわる口。そこから私は良い風の流れる口を持った人間に出会いたい。私を変えてくれた多くの人にまた出会うとき、私もそんな口になって会いたいな。