誓い

この時期、夏休みになると思い出す。
私がまだ中学校時代の頃。私は一度家出をした。
今思い出しても切なくて泣きそうになる。
それはあの時家を飛び出した理由を思い出して悲しいんじゃなく、
両親と祖父母にだいぶ迷惑をかけた事に今更だが責任を感じているからだ。

私は飛び出した後祖父母の家に行こうとした。だが生憎、祖父母は関東にいた。今は関西在住だが。
残念ながら行くことは不可能。それからある階段に座り込んでずっと泣いていた。
何が悲しいのか、何が嫌なのかもう理由を思い出しても私は馬鹿だったとしか言い様がなかった。
だって私は愛されている。環境だって普通より良い、良い家、家庭に生まれてこれた。
なのに気がつかなかったのだ。どんなに大切に育てられてきたのかを。
それから私は引っ越しをしたためこの階段を見ることもなくなった。
だが、用事で定期的4〜6ヶ月に1度約2時間かけて戻ることがある。
今日がその日。だからもしかしたら当分来なくなりそうなので写真に取っておいたのだ。
そう、私は自分に対しての戒めみたいなものとして絶対この階段の前を通る。
6ヶ月以上経っても私はここを通る。そして絶対両親の前であんな酷いことはもう二度としません、
と誓うのだ。あの件以来私は家族を素直に愛せるんだろう。
家出はしない方がいい、親を傷つけるから。
でもそれのおかげで今がある私。この記憶は風化させてはいけない。

私が両親を十分だよと言って貰えるくらい幸せにするまで。

っとこれを書いたのはだいぶ前となりましたが、載せるのがだんだん嫌になってきて
ちょっと放置していました。　まあ、人はいろいろありますよね。
　でも、これを読んで私が荒れている子だと思われたくもないんで。
きちんと校則も守れる子ですよ！！（謎）

　それから違う話だが、ちょっと休憩がてらに今にあるDVDをあさっていたら
つい最近放送された「時をかける少女」があった。
　誰が撮ったんだろう？と不思議に思いながらみて感動。
久しぶりのアニメに最初は抵抗があったけど、とても良かった。
切ないし、笑えるし、映像もきれいだし、こういう映画また観れると良いな。