旅立つ人、旅を始めようとする人

 今日、卒業した先輩を見た。なんだか自分がすごく狭い視野に生きているような感覚に襲われ、そして、旅立った先輩をすごく羨ましいと思った。
 それでも、高校生という時間よりもっともっと若いころにずっといたいと思う気持ちも大いに持っている。
 なんだか良くわからない感情の渦に巻き込まれて、そして昨日一人では立って入れない自分を見て、大きくなるってどんなんだろうかな、って思って。
 先輩達は大きくそして未来を羽ばたいているように、キラキラ輝いていた。それは傍から私的な感想でしかないけど、可能性がまた広がる姿を見た気がする。
 昨日、電話という行為を久しぶりにかけた。
祖母に電話しない限り、電話は好きではない。電話って相手の顔が見れないから。それでも、電話をかけた。きっと、本音で話せる人なんだ。安心できる人だなあって思いながら話した。
 しかしながら、私は電話をめったに使わないため、自分の携帯に、制限モードをかけていたのだ。しかも、ジャスト10分。やばい、電話が切れてしまう。いや、もうちょっと話していたいと、焦り笑い泣き、いろんな感情であふれて、ちゃんと話せているのだろうか、話せていたのだろうか、っと今更思う。
 しかも、ジャスト10分で話は終わり、流石以心伝心の日本人だと改めて実感。(笑)
そのとき、浮かび上がった言葉を私は即座にノートに書いた。こういうときに思い浮かんだ言葉は本音だ。
 ありがとう、夜分遅くごめんね。ありがとう。ありがとう。おやすみ。