鼻むずむず
今朝、家のドアをあけた瞬間めに映ったのが、
朝早いためか空はまだ薄暗く太陽もまだ顔を出していないころ、
雲と雲の隙間から、ほんのりと明るい光が漏れていた。
最初は太陽かな?っと思ったけど、反対側から太陽が今にも昇ろうとしているころ。
それは、月と太陽がまるで向かい合わせになっているように、
光っていた。それはとてもキレイで、びっくりして、しばらく眺めていたいほどだった。
でも、そんな時間がないため、すぐにエレベーターに乗り込んで、走って駅に向かう。
今は月が本当にきれいに見える時期だ。でも、私は太陽のほうが好きだな。
今見えている景色はいずれ見えなくなってしまう。もうすぐ高い建物がたくさん建つから。
きっと太陽も月も見えなくなるんだ。
そう考えたら、最近何もない地面を見たことがない。すべてアスファルトで
みんな埋め尽くされてしまっている。
家の近くにあった、まだ土で出来ている地面の駐車場がしばらく見ないうちに
アスファルトに変わっていて、雨がしみこまずに大きな水溜りを作っていたのを見て、なんだか寂しくなった。
あいにく、グランマの家は都会じゃなく田舎で、何もないけど、
とても居心地がよく、とてもきれいな空気がある。
ただし、私もいろんなものがある中で育ったため、そこですむことは
結構むずかしい。
いろいろ、変わっていくのは仕方ないけど、景色を見れるだけの
環境はいつだって欲しい。 太陽と月を朝に見れたあの感動は
とても私に癒しを与えてくれた。